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父はお墓では無く散骨をしてほしいと言っています

この間テレビのニュースでやっていましたが、亡くなった大切な人の遺骨をお墓に埋葬せずに、広い海や綺麗な山などの地球の自然に返すように散骨をする人が増えていると言います。
散骨というのは、骨を粉々にして撒く行為なのです。
これは今の日本社会が少子化になっている影響で、今までの代々続いてきた形式や昔ながらの風習にとらわれないでいいと思っている人が増えている要因なのです。
わたしの父親も今から言っているのが、亡くなった時には海でも山でもいいから散骨をしてほしいと言ってきました。
以前はそういうのも受け入れてはいない自分でしたが、ニュースなどのメディアでも見るようになり、将来的に今後はもしかしたらこういう形の埋葬が受け入れられて増えていくのではないかと思ったのです。
母親にもまだ亡くなることを考えるのは早いがどう思っているのか聞いてみたところ。
今までも結婚してから仕事のこと、家のこと、転機となる決断だけではなく、日常の些細な事まで人生でいくつか分かれ道があったけど、どちらを選べばいいのかたくさん悩んで立ち止まってきた。
自分で決められない事も一度見直してみて、家族が反対しているからとか、格好悪いから人に笑われるからなどと考えていると、何も事は進まないから、父親の言っていることを母親は受け入れてあげると言うことでした。
たしかに世間的な価値観や常識に縛られていると、なかなか決断できないのもあります。
自分の考えていることを自分の判断で決めるのも父の人生なので、亡くなったら散骨を望むのならそれもまたいいかと思いました。
父親の生き方もそうですが、わたしに教えてくれたことは、例え今の安定した生活を手放してしまい、お金の面で自分や家族の生活のレベルが下がったとしても、チャレンジして新しい道にいった方が、自分自身の為には充実をするということも教えてくれました。
充実した人生には魂もすぐに成仏をしてくれるということのようです。
自分の決断によって何かが変わってくるのですから、もし失敗をしても責任を他人のせいにしないようにして、仕事の転機や結婚の時期がきても後悔はしないようにするのです。
しかし年をとって亡くなった後のことは、もちろん自分ではできないので、しっかりと生前にその意思を伝えてやってくれるような家族であればなにもそれこそ後悔は無いということでした。
父の意志が強いのは祖父の影響ですが、祖父はわたしが生まれた頃にはすでに寝た切りの状態でした。
病気により長い闘病生活だったのですが、父は若いころからその祖父を支えて仕事にも精を出してきたのです。
祖父が何もできないが、父のことを信じることが出来るので好きなように生きてもいいと言っていたのですが、父が最後まで面倒をみるからと言って、当時はお金もかかりましたが、祖父が亡くなるまでしっかりとお金の部分も生活なども面倒を見ていたのです。
そういうことが自分でも誇りに思っているのと、祖父が亡くなった後のお寺さんとの付き合いなども、父が経験してきて思ったことが散骨なのでした。
しっかりと供養をしてあげたい半面、これからもお墓の管理などに手間やお金がかかることを考えたからなのです。

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